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効率的な英単語の覚え方ポイント3つ|3ヵ月で3,000語短時間暗記術

2019/04/22

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旅行でもビジネスでも、英会話のためには英単語を知っている必要があります。

「でも一体どれくらいの単語数を覚えればいいの?」
という疑問を解決し、そのための効率的な英単語の覚え方のポイントを徹底解説しています。

正しい勉強法をおさえれば、TOEICも英会話も面白いくらいにレベルアップします。

目標単語数を定めよう

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早く取り掛からなければと、闇雲に勉強を始めるのは得策ではありません。
まずはあなたがどれくらいの英単語を覚えたいのかを把握する必要があります。

しかしどれくらいの英単語を覚えれば「英語が話せる」レベルなのかわからないですよね。

ここからは本記事のタイトルにもなっている「3,000語」という数字と目標英単語数の目安についてご説明します。

「話せる」目安は3,000語

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日本では現在高校卒業までに覚える(習う)単語の数が約3,000語とされていることから、目安として3,000語を目標にしています。

また、英語を母国語とするネイティブの人たちが話す日常会話は、この3,000語がわかればほぼカバーできると言われています。

なおすでに社会人で、ビジネスの場で交渉などを行いたいという方は限りなくネイティブに近い2万語という数が目標になることもあると思います。
参考:New results for native speakers

1日の目標は30英単語

3ヶ月で3,000英単語を目標とした場合、1日の単語は約30個です。

ん?計算がおかしいくないかって?

3,000語の中には、appleやhelloなど、すでに知っている単語も含まれています。
それらの単語を省くと、だいたい本当に学習して暗記しなければならないのは2,400単語くらいです。

2,400単語÷90日(3ヶ月)=26単語
→1日に覚える目標英単語数は約30個!

ということで、この場合1日に30単語を目安に覚えることで、3ヶ月後には(少なくとも)3,000語をマスターできる計算になります。

はじめは「少しでも早く英単語を覚える作業に入りたい!」と焦ってしまうかもしれませんが、こうして自分の目標を数値化することで、やるべきことが明確になり、結果的に効率アップにつながります。

何より毎日目標があることで、日々達成感を感じることができるので挫折防止にも役立ちますよ。

ネイティブの語彙目安

参考までに、ネイティブスピーカーがどれほどの語彙数を持っているのか見てみましょう。

年齢別語彙数グラフ
参考:New results for native speakers

ネイティブスピーカーの平均語彙数

10代 1万〜2万2000
20代 2万〜2万5000
30代 2万5000〜3万

どうですか?
多いと感じましたか?これだけの語彙数を持っているにも関わらず、3,000語でだいたいの日常会話はこなせてしまうということは、それらの英単語の汎用性の高さというか、便利さが想像いただけると思います。

そして実はその重要な頻出単語をまとめたリストがあるのをご存知でしょうか。

1953年にイギリスの言語学者であるMichael West氏が発表したGSL(General Service List)には、膨大なテキストデータから頻出単語が約2000語ピックアップされています。
さらに現在ではブラッシュアップされたNGSL (New GSL) が発表されており、この単語の選出には明治学院大学や青山学院女子短期大学の教授などが関わっています。

TEDで講演された際の動画リンクを貼っておきます。

可能な限りネイティブに近づきたいか、またはその必要があるのかはあなたの状況によりますが、ネイティブたちがどれほどの単語数をわかったうえで単語を選び、会話をしているのかは意識しておくと良いでしょう。

覚え方のポイント3つ

目標単語数がわかったところで、英単語の覚え方のコツをご紹介します。

1.1日の明確な目標を把握する

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これは先ほども説明した通りです。
以下の方程式に従って、まずはあなたの1日の暗記目標数を把握してください。

1日の目標暗記英単語数算出式
目標単語数÷勉強期間(日数)=1日の目標単語

勉強は日課のように習慣化してしまうのがおすすめです。
ゴールを決めて、日々目の前の目標に向かって学習しましょう。

2.コロケーションで理解度をアップ

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Collocation (コロケーション)とは、頻繁に一緒に使われる単語と単語の組み合わせやつながりのことです。

コロケーションの例
heavy rain
arrange the scheduleなど

heavy rainは強い雨を表す時の表現ですが、heavyとrainを別々に学んでいるだけではこの表現を知ることは難しく、つい「strong rain」と言いたくなってしまいますよね。

同様に「スケジュールを調整する」と言いたい時に「adjust the schedule」ではなく「arrange the schedule」がパッと出てくるようになるのがコロケーションの目的です。

正しく英単語を理解しようと思ったら、このコロケーション学習を取り入れて理解を深め、「ただの暗記」から「実用的な学習」にレベルアップさせることが必要です。

そもそもただの暗記だとその英単語を使うシーンや具体例を学ぶことができません。

コロケーションをすることによって、会話を思い浮かべたイメージと共に単語が入ってくるので、通常よりも脳に記憶されやすくなるのです。

コロケーション活用例

schedule

○ arrange the schedule.
× adjust the schedule.
スケジュールを調整する

phone

○ hang up the phone.
× cut the phone.
電話を切る

lunch

○ have a lunch.
△ eat a lunch.
ランチを食べる
"eat"でも間違いではありませんが、"have"の方が自然です。

日常的に英語に触れよう

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あなたは毎日のようにSNSをチェックしたりニュースを見たりと、日常的に日本語に触れていますよね。
その一部を、「英語に触れる機会」に変えてみませんか?

● スマホの言語設定を英語にしてみる
● 英字新聞をみる
● 海外のニュースサイトを見る
● 洋楽を聞いて口ずさむ

英字新聞や海外のニュースサイトを見ることは、最初のうちは時間がかかりますし内容もよくわからないのですが、それでもなんとなく見出しで興味が湧いたと感じる1記事だけでも読むことを続けていくと、英語の使われ方がなんとなくわかってきます。

音楽が好きな方は、好きなアーティストの音楽を聴きながら一緒に口ずさんで「シャドーイング」してみてください。
歌詞はネットで無料で検索することができますので、目で追いながらだとやりやすいです。

「この言い回しよく出てくるな」とか、「こんな風に表現するんだ」など、コロケーション学習にも繋がります。

シャドーイングとは

シャドーイング(Shadowing)は英語を聞きながら真似して発音する通訳訓練法です。
少し難易度は高いですが、スピーキング力の向上に役立つのでおすすめです。

画像検索で単語のイメージが掴める!

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英単語には複数の意味をもつものがありますよね。
例えば"right"のように1つの単語で複数の意味を表す英単語は、一つ一つ暗記するのは非効率的です。

rightの意味を翻訳すると、
● 右
● 権利
● 正しい
など複数の意味がヒットします。

そこでこの単語をGoogleで画像検索してみると、以下のようにイメージとしてのrightを見て感じ取ることができます。

スクリーンショット 2019-04-01 19.03.31

意味だけ追っていたのでは、TOEIC試験や旅行中の英会話シーンで新しい使い方に出会った際、理解できずに困ってしまうことも考えられます。
イメージや概念として把握していれば柔軟に対応することができますので、「これは複数の意味があるな」と思ったら、一度画像検索を試してみてください。

3.反復練習で記憶に定着させる

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英単語の覚え方の基本は反復練習を繰り返すことです。

暗記のために「単語帳」を利用している方も多いと思いますが、これから英単語を覚えようという人にもぜひ取り入れて欲しいツールです。

人は何かを学ぶときに、その知識が自分にとって重要であればあるほど簡単に覚えることができるとされています。
そしてその重要度は、生活の中で何度も触れる(繰り返す)ことで「重要である」と認識されるようになり、同時に忘れにくくなります。

また、時間経過と記憶の関係を研究したエビングハウスの忘却曲線によると、一度覚えた記憶は時間が経つにつれて忘れられるが、1度目の学習よりも2度目の学習の方が簡単で、さらに復習を重ねるごとに忘れにくくなるとしています。

単語帳を使った理想の反復タイミングは下記を参考にしてください。

単語帳で英単語学習(1回目)
→1時間後
→1日後
→1週間後
→半月後
→1ヶ月後

回を重ねるごとに記憶がより定着しているのが実感できるはずです。

英単語学習でやってはいけないこと

英単語の間違った覚え方もご紹介します。

覚えた単語に時間を使う

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英単語学習をしていると、先に覚えてしまう単語となかなか覚えられない単語が出てきます。

そんな時にすでに覚えた英単語に同じように時間を使うのは勿体無いです。
覚えた単語はスルーして、苦手な単語に集中しましょう。

見るだけ、読むだけ学習

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これも最初のうちはやってしまいがちなのですが、単語帳を買って見るだけ、読むだけではなかなか記憶されません。

おすすめなのは実際に声に出してみることです。
英単語にたくさん触れることで記憶されやすくなるのは先ほど説明した通りですが、見る、読む、声に出す、その声を聞く、という経験をすることで、より記憶が定着されやすくなります。

時間が許す時にはその単語を使った例文を考えてみるのもおすすめです。

覚えられない単語にこだわる

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なかなか覚えられない英単語があると、つい立ち止まってしまいがちです。
どうして覚えられないんだろうと悩んだり、一生懸命頭の中で繰り返したりするかもしれません。

しかし知らないことを1度で覚えられないのは当たり前なので、わからない英単語にこだわらないことが大切です。

繰り返し学習していくことでだんだん覚えられるようになるのが自然ですから、まずは単語帳などを使って何度もその英単語に触れるということを意識してみてください。

英単語の覚え方のポイントは3つ

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それでは紹介した英単語の覚え方ポイントをまとめます。

1:目標単語数を決めて1日のゴールを把握
2:コロケーションで理解度アップ
3:反復練習で記憶に定着させる

これで効率的に英単語の暗記ができ、しかもその意味だけでなく使い方も理解した状態で身につけることができます。
今まで英単語を覚えるのが苦手だった方も、これから本格的に学習したいという方も、ぜひこの3つのポイントを意識して取り組んでみてください。

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